着眼点の構想

読書、音楽、お酒 などについて、語っていきます。

読書

坂木 司「和菓子のアン」を読んだ

「和菓子ミステリーは記憶にないので、これを題材にした」とのことだが.. 。 アイデアとしては斬新で、初め「おー!」と感心するが、持続しない... 「他にないものを選ぶ」という考え方は良いが、「面白いか」となると、別の話である。 つまらない、という訳…

佐々木譲の「屈折率」を読んだ

経済小説のお勧めとして紹介されていた。 著者の本は初めて読んだが、直木賞受賞作家だ。とても読み易かった。 経済小説と言っても、恋の話が6割くらいだろうか。恋と言うべきか、社長の話なので、不倫である。 この前に牛島信の「株主代表訴訟」を読んだの…

池井戸 潤の「シャイロックの子供たち」を読んだ

本を読む時、買って読むとお金がかなりかかるため、図書館にある本は、基本的に借りて読んでいる。 図書館は、年末年始の休暇があるため、2週間後の返却日が年末年始の休暇になる場合、3週間借りれる。 年末年始に向け、図書館で結構借りてきた。最近は経…

池井戸 潤 『かばん屋の相続』を読んだ

以下の6篇。 十年目のクリスマスセールストーク手形の行方芥のごとく妻の元カレかばん屋の相続 「かばん屋の相続」は、相続税の話かと思い、読んでみたが違っていた。 全て銀行員の話である。 「妻の元カレ」のみ、銀行の話は殆ど出てこないが、それ以外、…

楡 周平 『バルス』を読んだ

2018年に発行されており、現代社会の闇をあぶり出している。モデルはamazon。 『バルス』とは、本書に書かれているが、『天空の城ラピュタ』に出て来た言葉で、犯人が名乗った名称である。 『チャールズ・マンソン』を引き合いに出している。 今後の世界の動…

横山 秀夫 『看守眼』を読んだ

以下の6編だが、警察の物語は2編。 看守眼 / 自伝 / 口癖 / 午前五時の侵入者 / 静かな家 / 秘書課の男 全て面白いが、特に後半の3編が良かった! 劣等感を抱いている人に焦点を当てており、短編ながら、読み応えのある内容に仕上げている。 主人公に共感…

宮部 みゆき 『過ぎ去りし王国の城』を読んだ

絵に惹かれ、読んでみた。 冒険小説にSF要素を加えた感じ。 設定が面白く、ぐんぐん引き込まれていった。 終盤に差し掛かるまで、「どうなっていくんだろう?」と読み手を飽きさせない。 もう一工夫あれば、素晴らしい本になったと思う。 『読むのが 楽しい』…

横山 秀夫 『影踏み』を読んだ

横山 秀夫と言えば、警察物の短編集が多く、とても読み応えがある。集中して読まないと、話が繋がらないことがある。 図書館で何となく借り、警察物かと思ったが、泥棒の話だった。 泥棒と言っても、"成るべく"してなった訳ではなく、訳アリの、賢い/賢過ぎ…

記事内容について

以下について、記録していきます。 ポケモン 写真 音楽鑑賞 読書