着眼点の構想

読書、音楽、お酒 などについて、語っていきます。

佐々木譲の「屈折率」を読んだ

経済小説のお勧めとして紹介されていた。

著者の本は初めて読んだが、直木賞受賞作家だ。
とても読み易かった。

経済小説と言っても、恋の話が6割くらいだろうか。
恋と言うべきか、社長の話なので、不倫である。


この前に牛島信の「株主代表訴訟」を読んだのだが、
初めは引き込まれた。
初めから、ある程度 先を読めるのだが、
その後、特に展開らしきものは無く..

やはり、展開が無いと つまらない。


この「屈折率」は、山あり谷ありで、
グイグイ引き込まれ、先が気になってドンドン読んでしまう。

自然体で書いているような感じで、
とても読み易い。


ただ、この「屈折率」というタイトルだが、
タイトルだけだと内容が全く分からず、
紹介文がないと 手に取って読まれないだろう。

タイトルは大切だ。
他のタイトルに変えた方が良い。