着眼点の構想

読書、音楽、お酒 などについて、語っていきます。

Windows「このファイルを開く前に常に確認する」

Windowsパソコンでファイルを開く時、
「このファイルを開く前に常に確認する」
画面が出て、うっとうしいことがある。

ファイルのプロパティを見ると、下の方に
セキュリティ:このファイルは他のコンピュータから取得したものです..

と書かれており、「許可する」チェックボックスがある。
※無いものもある。

「許可する」チェックボックスを付けるか、
ファイルを開く際、「このファイルを開く前に常に確認する」
チェックボックスを外すと、次回から聞かれない。

上記を、複数ファイルを一度に設定しようと思い、
エクスプローラ上に表示させようとしたが、できなかった。

仕組みは 以下だった。

インターネット等からファイルをダウンロードすると、
ダウンロードしたファイルに加え、もう1つファイルが作成される。

このファイルは、エクスプローラから見えない。

コマンドプロンプトで ファイルがあるディレクトリを
「dir /r」すると、以下のようにファイルが2つ表示される。
・ファイル名
・ファイル名:Zone.Identifier:$DATA

2つのファイルで日時が1つしか表示されていないため、
この2つのファイルは関連付いていると思われる。
ファイル名を変更すると、「Zone.Identifier:$DATA」の方も変更される。

※-rオプション:ファイルの代替データ ストリームを表示

ファイルのプロパティにおける以下の違いは、
「Zone.Identifier:$DATA」ファイルにもあるようだ。
・サイズ
・ディスク上のサイズ

この「Zone.Identifier:$DATA」ファイルは、直接削除できないようだ。

他のエディタだと開けなかったが、メモ帳で開くと、以下と書かれている。

notepad フルパス\ファイル名:Zone.Identifier:$DATA

-----
[ZoneTransfer]
ZoneId=3
ReferrerUrl=https://..
HostUrl=https://..
-----

※ZoneIdは 以下。
0 マイコンピュータゾーン
1 イントラネットゾーン
2 信頼済みサイトゾーン
3 インターネットゾーン
4 制限付きサイトゾーン

「Url=」に続き、ダウンロードしたサイトが書かれており、
サイトによって長さが変わるため、
ファイルによりサイズが違うが、おおよそ数百バイトのようだ。

ファイルのプロパティの「許可する」チェックボックスを付けると、
「ファイル名:Zone.Identifier:$DATA」
が消えるため、自分でダウンロードしたファイルなら消した方がいい。

レジストリ等で、「Zone.Identifier:$DATA」ファイルが作成されないように
設定できるようだが、セキュリティのレベルが下がってしまうため、
余程数が多くなければ、やめた方がいい。

「dir /r」で確認できるため、確認しながらファイルのプロパティで
「許可する」チェックボックスを付けていく、やり方がいいと思う。

ちなみに、コマンドプロンプトは、以下で起動できる。

エクスプローラで対象のディレクトリを開き、
上の「> PC > ローカルディスク(C:) > Windows
と表示されているところへカーソルを持っていき、
「cmd」と入力すれば、コマンドプロンプトが表示され、
対象のディレクトリ配下が カレントディレクトリになっている。


2022年6月20日 追記

「Zone.Identifier:$DATA」ファイルを纏めて消す方法。

Powershellを起動し、該当ファイルがあるディレクトリで、
以下のコマンド3行を実行する。

-----
Get-ChildItem -Recurse -File | ?{
  $_ | Get-Item -Stream Zone.Identifier -ErrorAction Ignore;
} | Remove-Item -Stream Zone.Identifier;
-----