楡 周平 『バルス』を読んだ
2018年に発行されており、現代社会の闇をあぶり出している。
モデルはamazon。
『バルス』とは、本書に書かれているが、
『天空の城ラピュタ』に出て来た言葉で、
犯人が名乗った名称である。
『チャールズ・マンソン』を引き合いに出している。
今後の世界の動向が語られ、
amazonのような会社が重要になる背景を述べている。
高齢化社会、過疎化、ネット通販、物流、なぜ配送料がかからないのか?、
税逃れ(黒字化しないよう投資に回す)、非正規労働者、使い捨て労働者、
派遣社員の いわゆる3年/5年ルールの法律
についても触れている。
将来に希望を見い出せない人を代弁し、
『バルス』は要求を出す!
現代社会について書いているためか、
身近に感じ、読み易く、一気に読める!