着眼点の構想

読書、音楽、お酒 などについて、語っていきます。

ローンの仕組み

ローンは、通常 貯金と同様、借りている金額に対して利息がかかる。

毎月返済する場合、借りている金額(元金/残高)が減っていくので、
それに合わせて 支払う利息も減っていく。


住宅ローンの『以下の場合』、元金/残高を返していく金額が
予め決まっているため、問題ない。

・元利均等
・変動金利&元金均等


が、変動金利&元利均等のみ 例外で、問題がある。


変動金利&元利均等で金利が上がったら、それに伴い
返済額も上がれば 問題ないが、そうではない。

 

以下に記載した通り。
住宅ローンの変動金利の落とし穴/盲点
https://chakugan.hatenablog.com/entry/2018/08/14/113951


以下の図は、返済額が毎回同じで、途中から金利が上がる場合である。

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橙色が利息で、青色が元金返済額、合計が返済額で、
返済額は 毎回同じ金額。

 

8回目から、返済額が違うように見えるが、
元金返済額がマイナスになっており、
利息+元金返済額が毎回同じになっている。

 

変化がほんの少しずつしかないため、
3回目と4回目の間に、少し間を空けてある。

 

7回目まで、元金返済額が少しずつ増えているが、
8回目から金利が上がったことにより、利息が増え、
返済額が同じため、元金返済額がマイナスになってしまっている。

 

住宅ローンの場合、返済期間で 元金/残高 が0になるように
返済額が設定されているため、
変動金利&元金均等の場合でも、このような例は滅多にない。


よくあるのは、消費者金融のような場合。

図の8回目から、元金/残高 が10万を切ったため、
金利が上がったケースである。


とは言うものの、元金返済額がマイナスには滅多にならないが、
住宅ローンの変動金利&元金均等の場合、似たようなケースが発生する。


金利が上がっても返済額が変わらないと、
橙の利息部分が増えてしまい、青の元金返済額が減ってしまう。

 

そのため、元金/残高が予定より増えてしまい、それに伴い、
翌月には 更に利息が増え、更に元金返済額が減ってしまう。

 

ということを、返済額が上がるまで 繰り返すことになってしまう ..。